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YouTubeで嫌がらせを受けるケースが急増!ストーカー被害はすぐに対処を

カテゴリ:嫌がらせ

子どもが将来なりたい職業ランキングで1位になったこともある「YouTuber」。

 

子どもたちが憧れるくらい、YouTuberは自分の好きなことや趣味を発信することでお金を稼ぐまさに夢のような職業ですよね。

 

しかし、そのYouTuberを狙った嫌がらせが増えてきているのも事実です。その嫌がらせは、チャンネル登録者数が増えて有名になればなるほど標的にされやすくなります。

 

今回は、そんなYouTuberに起こりうる嫌がらせの実態や、実際に有名YouTuberが体験した嫌がらせの被害事例、そして、万が一嫌がらせを受けた時の対処法についてみていきます。

 

有名Youtuberが体験した実際の被害事例

YouTubeを利用している人ならだれでも知っているような有名YouTuberの中には、嫌がらせの被害を受けている人も少なくありません。

 

どのような被害を体験されたのでしょうか。

 

はじめしゃちょー

チャンネル登録数で常に1位を争う位置にいるはじめしゃちょーは恐怖を感じるような嫌がらせを受けた被害者の一人です。

 

はじめしゃちょーは嫌がらせ被害を何度も受けていて、これまでも自宅がファンに知られてしまうことが繰り返され、幾度となく引っ越しを余儀なくされています。

 

中でも最も大きな被害を受けたのは2017年12月のクリスマスのことで、「ストーカー系YouTuber」を自称する女に自宅に侵入されるというストーカー被害に遭っています。

 

この女性は事件のときまでにも何度となくはじめしゃちょーに接触し、付きまとい行為の禁止命令が出ていました。

 

自宅に侵入されるという最悪の事態になった際は、はじめしゃちょーが犯人の女性をなだめて自宅外に出した後に通報し、現行犯逮捕されたそうです。

 

他にも、2020年7月にはTwitterで殺害予告も受けていて、静岡県警が出動する事態にもなっています。Twitterの投稿に「やっとついたぁーw 今から侵入してやるわ。しね」というコメントともに、はじめしゃちょーの自宅前の写真が投稿されていて、気がついたファンが通報したことで警察が対応できたということです。

 

Youtuberヒカル

Youtuberヒカルもチャンネル登録者数が333万人という人気のYouTuberですが、Youtuberヒカルもストーカー被害に遭っているということを明かしています。

 

Youtuberヒカルは2018年10月に家賃100万円を超えるとも言われている高級タワーマンションの最上階に引っ越していましたが、同じマンションの住人に嫌がらせを受け続けた結果、引っ越してから約9か月後にこのマンションを引き払っています。

 

同じマンションの住人がYoutuberヒカルが帰ってくるところを玄関で待ち伏せしたり、その様子を撮影されたりというストーカー被害を受け、身の危険を感じたために引っ越しを決めたそうです。

 

他の人物からも、タクシーに乗っているYoutuberヒカルを車で付け回したり、お墓を特定されて石を投げつけられたりと様々な嫌がらせ被害に遭っています。

 

ゆゆうた

ゆゆうたは抜群のピアノセンスを武器に、弾き語りの動画などを投稿して人気を博しているYouTuberですが、この方もYoutubeで嫌がらせ被害を受けています。

 

2020年11月に、嫌がらせの犯人がなんらかの勘違いをした結果、ゆゆうたと無関係の民家を「ゆゆうたの実家」として拡散し、無関係の家に殺害予告が行われる騒動に発展しています。

 

神奈川県警がこの勘違いされた民家に24時間体制で警備を行う事態となり、その様子がテレビ番組でも報道されていました。

 

このケースは、YouTuber本人が嫌がらせを受けるだけでなく、全く関係のない民家の住人にまで被害が及んでいて大きな波紋を呼びました。

 

ゆゆうたは自身のYoutube動画で、嫌がらせの犯人に対して怒りをあらわにしています。

 

Youtuberが受ける嫌がらせ被害の種類

YouTuberは子どもからも憧れる存在で、自身の得意分野や趣味を武器にお金を稼げるという夢のような仕事ですが、嫌がらせ被害を受ける可能性があることも事実です。

 

どのような種類の嫌がらせを受ける可能性があるのでしょうか。

 

ストーカー被害

すでにご紹介したように、有名になればなるほどストーカー被害に遭うリスクが高くなるようです。

 

有名になっているということはそれだけ目立っているということですし、広告収入でお金もたくさん稼いでいることが誰の目にも明らかです。

 

そのため、有名YouTuberをねたんで嫌がらせをするために付きまといをしている嫌がらせの犯人が出てきてしまうのです。

 

また、YouTuberにねたみを持っているわけではなく、単純に憧れからストーカーしているケースもあります。はじめしゃちょーの嫌がらせ被害がそうですね。

 

芸能人やアイドルなどに憧れてストーカーしてしまう人がいるように、YouTuberも有名人なので異常なまでに熱烈なファンがストーカーに変貌してしまうのです。

 

脅迫される

YouTuberは自身の家で動画を撮影したり、近所で撮影した動画を配信したりするため、自宅が閲覧者にバレてしまうことが珍しくありません。

 

自宅がバレると

「家を燃やしてやる」

「殺してやる」

「子供を誘拐してやる」

などという脅迫を受ける被害も多いです。

 

大半はただの興味本位の嫌がらせなのでしょうが、脅迫を受けたYouTuber本人はいつ本当に殺されてしまうのか、恐怖を感じながら生活していくことになります。

 

勝手に荷物を送られる

自宅がバレてしまったことで、勝手に荷物を送られるという嫌がらせも起こっています。

 

陰湿な嫌がらせとして、動物の死骸や糞を段ボールに入れて送ってくるケースや、20万円もする荷物を着払いで送ってくるケースがあります。

 

悪意のある低評価

上記で挙げた嫌がらせは、有名YouTuberが主に受けやすい嫌がらせ被害ですが、それほど有名になっていなくても受ける可能性のある嫌がらせはあります。

 

それが、悪意のある低評価をされ続けるという嫌がらせです。

 

Youtubeには、その動画のクオリティをわかりやすく判断できるように、動画の下にある高評価、低評価ボタンが設置されていて、動画を見た人がそのボタンを押すことで動画のクオリティが良いか、悪いか、を評価することができます。

 

通常は、公平な目線からその評価のボタンを押すユーザーがほとんどですが、中には嫌がらせ目的で悪意のある低評価ボタンを押す人も存在します。

 

嫌がらせを受けている被害者たちは、新規の動画を投稿するとすぐに低評価を付けられ、モチベーションを大きく下げられてしまっています。嫌がらせをする犯人はこのような嫌がらせをするために複数のアカウントを作成していて、一気に低評価を付けられてしまうこともあるため、まじめに動画を投稿しているYouTuberは精神的に参ってしまうでしょう。

 

YouTubeで嫌がらせを受けた場合にどのように対処すればいい?

Youtubeでお金を稼ぎたい、有名になりたい、と考えている人にとって、嫌がらせ被害を受けることは大きなダメージでしょう。

 

では、嫌がらせ被害を受けたらどのように対処していけばいいのでしょうか。

 

低評価を付ける嫌がらせの場合は個人の特定はできない

低評価を故意につけられるという嫌がらせ被害の場合、誰がその評価を付けたのかという個人の特定は残念ながらできません。

 

ただし、嫌がらせの内容がSNSで脅迫されるようになったり、実際の付きまとい行為を伴うストーカー行為をされたりという状況になったら、調査をすることで犯人の特定が可能になります。

 

低評価を受けている段階ではなかなか手の打ちようがありませんが、嫌がらせ被害がエスカレートしてきたと感じたら、すぐに嫌がらせ調査を得意としている調査会社に相談することをお勧めします。

 

評価を非表示にする対策も可能

低評価を受けてモチベーションがいつも下げられてしまうという方は、評価を非表示にするという対策がお勧めです。

 

動画のチャンネル登録者数を伸ばしていくためには、動画を定期的に継続して投稿する必要があるので、低評価をされるたびにモチベーションが下がってしまうと更新頻度にも悪影響が出てしまいます。最初から低評価を見ないようにするというのが手っ取り早い方法でしょう。

 

非表示にするやり方は

・YouTube Studio にアクセス

・評価を非公開にしたい動画の編集画面に移動する

・詳細タブで「この動画の評価をユーザーに表示する」のチェックを外す

で簡単にできます。

 

真摯に受け止めてクオリティを見直すのも◎

嫌がらせで低評価を受けてしまっている場合は動画のクオリティを改善しても効果がないように思ってしまいますが、一度純粋に低評価という評価を真摯に受け止めて自分の動画のクオリティを見直してみるのもいいでしょう。

 

嫌がらせを受けていることを逆手にとって、もっとより良い動画にしていけば、嫌がらせの低評価が気にならないくらい良い評価を付けてもらえるようになります。

 

動画投稿では

・話すスピードを聞き取りやすいスピードにする

・聞き取れなかった場合に備えて字幕を入れる

・画像は大きくわかりやすく

という基本的なことができているかどうか、今一度見直してみるといいですね。

 

ほかのSNSでも嫌がらせを受けていたら特定できることも

Youtubeで嫌がらせを受けているだけだとなかなか個人の特定は難しいということはすでにお伝えしていますが、もし、Twitterやインスタグラムなどの別のSNSでも誹謗中傷や脅迫、侮辱などの嫌がらせを受けているのであれば、嫌がらせの犯人を特定できる可能性が高くなります。

 

嫌がらせの投稿をする犯人の特定には「発信者情報開示請求」という手続きが必要になります。そちらについては【発信者情報開示請求して誹謗中傷投稿者を特定しよう!流れとポイント】の記事でより詳しく解説しておりますので参考にしてみてくださいね。

 

緊急性、事件性が高ければ警察に相談

冒頭でご紹介したようなストーカー被害や脅迫の被害など、緊急性が高いような嫌がらせを受けている場合は、すぐに警察に相談するという対処法を取って下さい。

 

命の危険があると警察が判断すれば、犯人確保に向けて対策を取ってくれるでしょう。また、あなたの身の安全を確保するためのパトロールも強化してくれます。

 

ただ、警察は嫌がらせ被害というだけではなかなかすぐに動いてくれないことも多いです。そのため、もし警察がすぐに動いてくれなければ、嫌がらせ調査に実績がある探偵に調査を依頼するのがお勧めです。

 

探偵に調査を依頼することで嫌がらせの犯人を特定し、警察が犯人逮捕に踏み切ることができるような証拠を掴んでくれます。

 

まとめ

Youtubeの動画は、観て楽しんでいる人だけでなく、最近は本業、副業、趣味を問わず自分で動画を配信してお金を稼いでいる人も増えてきています。

 

それに伴い、Youtubeをめぐっての嫌がらせ被害も急増し、嫌がらせの内容も悪質化してきています。

 

もしYoutubeで嫌がらせを受けている場合、一人で抱え込まずに、友人に話して心のモヤモヤを解消したり、嫌がらせの内容が陰湿な場合には探偵などの調査会社に相談したりという対策を取るようにしてください。