カテゴリ:怪文書
「怪文書」は匿名の文書です。
「差出人は誰か分からないけれど、侮辱の手紙が届いた。」
「夫が不倫している、と近所に張り紙がされている。」
「ネット上で、悪意のある口コミが執拗に書き込みされる。」
あなたやあなたの家族は不安になるでしょう。
「犯人が分からないから、泣き寝入りするしか無い。」と考えていませんか。
信頼できる専門家に依頼し、送信者を見つけ出しましょう。
この記事では、告訴を行った事例を5つ紹介します。
「怪文書」の被害にあったなら、手続きを始めてはいかがでしょうか。
「怪文書」を受け取る側にとっては、大きなダメージになり得ます。
条件を満たせば、名誉毀損・侮辱・脅迫・信用毀損罪・業務妨害罪などの罪に当たります。
「怪文書」の保管をし、プロに依頼して犯人の特定を急ぎましょう。
捜査機関に報告し、犯人には相応の罪を償ってもらうのです。
刑事告訴するには告訴状が必要です。
以下のような項目で、「怪文書」の被害を記載しましょう。
・時間(1ヶ月で2回など)
・犯人(誰が送信したか)
・内容(どんな文面を記載したか、郵送やメールといった手段など)
ご自身で書くことも出来ますが、
スムーズに受理してもらうため、弁護士に作成依頼したほうが良いでしょう。
告訴に至った5つの事例を紹介します。
2019年2月、名誉毀損の疑いで建設業界に関わる4名が逮捕されました。
取引先らに合計6回、約2,000通の「怪文書」を郵送したのです。
内容は、特定企業の産業廃棄物についてです。
「とある会社が不法投棄している」という誹謗中傷が書かれていました。
同業他社を追い詰めるため、営業妨害として行っていた模様です。
おそらく刑事裁判に進むと予想されます。
沖縄県石垣市の市長・中山義隆氏が告訴状を提出しました。
2016年6月のことです。
沖縄島内でのゴルフ場建設について、トラブルが発生していました。
時を同じくして、「怪文書」と写真が、100枚ほど出回りました。
「台湾へ視察した際に、いかがわしい行為に及んだ」という文面です。
写真4枚には、上半身裸の女性と中山市長が写っていました。
中山市長は会見を開き、名誉毀損で訴えることを明らかにしました。
写真の男性は本人ではあるが、市長就任前の出来事とのことです。
公費の使用は無く、完全にプライベートでした。
このように事実を捻じ曲げ公開された事に対し、名誉毀損に当たると判断したのです。
犯人は自分の思い通りにさせようと、「怪文書」を利用したのでしょう。
奈良県の桜井市長選は激戦です。
2011年、出馬予定の松井正剛氏に関する「怪文書」が配布されました。
虚偽が記されており、著しく傷つけられる文面だったとのことです。
選挙区内で、各家庭のポストに入っていました。
不特定多数の目に触れたことでしょう。
名誉毀損で桜井警察署に告訴し、受理されています。
選挙や派閥争いのシーンでは、差出人不明の「怪文書」がよく使われます。
埼玉県議会議員の菅克己氏も、「怪文書」に悩まされていた一人です。
2014年1月8日、公式ホームページで発表を行いました。
川口新市庁舎の建設計画に関わった人物を誹謗中傷する文書が、市内の住民に届いていたのです。
厄介なことに、菅氏を連想させるような団体名で発行していました。
自身にとっては寝耳に水であり、卑劣なやり方は許せません。
差出人不明の「怪文書」を利用し、悪者に仕立て上げようとしたのでしょう。
菅氏は、告訴の手続きを行ったようです。
FAXによる「怪文書」が、運送業界を揺さぶりました。
ある会社のドライバーを名乗り、内部告発の体で中傷している内容でした。
・労働時間の超過は当たり前、残業代は未払い
・社長は会社の金を使って遊んでいる
・ブラック企業を取り締まってほしい
このような書面で、コンビニのFAXから送信されていました。
様々な取引先・関係者が「怪文書」を受け取った翌日、労基署が監査に来ました。
しかし、すべては嘘。
社内の犯行では無いことを確認し、地元警察に告訴を提出しました。
後ほど分かったことですが、差出人はライバル企業だったのです。
「怪文書」で告訴に至った過去の事例5つを紹介しました。
嘘を並べたり、プライベートの写真がばら撒かれたり、種類は様々です。
文面は違えど、特定の人物への精神的・社会的ダメージを狙っている状況は同じです。
決して犯人を許してはいけません。
専門家に協力を依頼し、差出人を見つけ出すことが重要です。
そして、警察に告訴状を提出するのです。
「怪文書」で困ったら、法的措置を検討しましょう。
当社スプラッシュジャパンの「怪文書対策コンサルティング」は、あなたに寄り添います。
証拠を集め、犯人を特定し、問題の解決へと導きます。
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