カテゴリ:怪文書
「いきなり!ステーキ」114店舗の閉店。
このニュースは2020年7月初旬、大きな話題となりました。
業績悪化の理由は新型コロナウイルス感染症だけではありません。
実は1月頃から社長の自筆メッセージが「怪文書」「上から目線」として批判を浴びていました。
今回は”怪文書”の内容や、SNSとの付き合い方をまとめました。
この記事を読めば、前時代的な考えでは生き残れないことを実感するでしょう。
「いきなり!ステーキ」は2019年頃から来客数が激減。
12月10日に、「いきなり!ステーキ」の一瀬邦夫社長が顧客に語りかける内容で店頭に張り紙が出されました。
そこには「お客様のご来店が減少しております。このままではお近くの店を閉めることになります」と書かれており、「上から目線」「責任転嫁」といった声があがっていました。
さらに1月には「悪い口こみが店を台無しにします」、2月には「当店原価率は50%以上、他店では30%~40%であろうと推察します」と続きます。
”怪文書”と揶揄されたのもうなずけます。
「いきなり!ステーキ」張り紙が主張しているのは、一貫して「自分は悪くない」です。
特に2月頃に更新された”怪文書”は具体的な根拠もなく他社を陥れるような内容でした。
同業他社にとっては「マウンティング」「嫌がらせ」「迷惑」といったネガティブな感想を抱くでしょう。
傲慢さも相まって、お客や他社からブーイングが出てきたのではないかと考えられます。
Twitterを中心としたSNSはマーケティング・PRにうってつけです。
しかし「いきなり!ステーキ」のように、一度悪い評判が広がれば覆すことは難しくなります。
店頭に張り紙を貼るのは問題ないのですが、「お客様目線に立っているか?」「ネットで炎上しないか?」と必ず確認しましょう。
経営者・オーナーなど上層部だけで判断せず、アルバイトなど若い世代にも相談できればベターです。
「いきなり!ステーキ」の件も、10代20代の意見を取り入れていればこんなことにはならなかったでしょう。
「いきなり!ステーキ」は114店舗と大量閉店が決まりました。
新型コロナウイルス感染症の影響が大きいですが、張り紙が事業縮小を加速させた可能性があります。
お客様が行く気をなくしてしまう、同業他社が嫌悪感を抱く、”怪文書”を社長自ら発表していました。
皆さんはSNSでの炎上や裁判沙汰にならないよう、十分に気をつけてくださいね。
もしも名誉毀損や誹謗中傷が書かれた”怪文書”が広がっている場合は当社スプラッシュジャパンにご相談ください。
「怪文書対策コンサルティング」では証拠を集め、犯人を特定し、問題の解決へと導きます。