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嫌がらせが原因?「学校に行きたくない」と言い出したときの対処法

カテゴリ:嫌がらせ 学校 怪文書

うちの子が突然、学校に行きたくないと言い出してしまった・・・

 

こんなとき、親なら誰でも心配になってしまいますし、どうしていいかわからず悩んでしまうでしょう。

 

お子さんによって「学校に行きたくない」と言い出してしまった背景や理由は様々で、対処法も様々です。対処法を間違えてしまうと、お子さんにさらに辛い思いをさせてしまうことになりますし、完全に不登校になってしまうこともあります。

 

また、学校での嫌がらせが原因で学校に行きたくないと言っている場合、嫌がらせの犯人を特定し、証拠を掴まないと再び問題が起きてしまいます。

 

今回は、お子さんが学校に行きたくないと言い出す理由や親が取ってはいけない行動、そして適切な対処法について紹介していきます。

 

子供が学校に行きたくないと言い出す理由

まずは、なぜお子さんが学校に行きたくないと言い出してしまったのでしょう。本人に理由を聞いても答えてくれないことがほとんどですが、理由をある程度把握しておいたほうが取るべき対処法を選びやすいので、以下を参考にしてみてください。

 

学校の友達に馴染めない

学年が上がってすぐのときや入学してすぐのときに「学校に行きたくない」と言い出した場合、クラスや部活などの集団の中に馴染めないことが原因となっていることが多いです。

 

毎日過ごす環境で自分の居場所がなく、周りに馴染めないと言うのは、思春期の子供たちにとってとても辛いことだと想像できるでしょう。

 

いじめや嫌がらせをされている

周りから嫌がらせやいじめを受けていることが原因のケースも多いです。中には親に心配をかけたくないからと、嫌がらせを受けていることを隠してずっと我慢をしていることもあります。

 

そして、「学校に行きたくない」と言葉を発した時には限界が近づいているということもあるのです。

 

勉強についていけなくなっている

特に小学校の高学年から中学生に多い理由が勉強についていけなくなっているというものです。毎日5〜6時間も授業があるので、その授業中の勉強についていけなくなっていることは大きなストレスになるでしょう。

 

成績に対する親からのプレッシャーを感じている

真面目で優等生タイプのお子さんに多い理由が、親から受ける成績へのプレッシャーです。親の期待にこたえなければと頑張りすぎてしまい、その緊張の糸が切れてしまったときに、学校に行きたくないとなってしまうのです。

 

子供が学校に行きたくないと言ったときに親がしてはいけないこと

子供が学校に行きたくないと言い出したら、親なら誰でもショックを受けると思いますし、感情的になってしまうでしょう。

 

しかし、感情的になってしまってはお子さんをさらに追い込んで傷つけてしまいますし、親自身も苦しくなってしまいます。

 

この章では、親として絶対にやってはいけないことを解説していきます。

 

無理して学校に行かせる

学校に行きたくないと言っている子供を無理矢理学校に行かせようとするのは絶対にNGです。学校に行きたくないという自分の気持ちをないがしろにされていると感じますし、気持ちを無視されて親から本当は愛されていないのではないかと不安になってしまう恐れもあります。

 

まずは、お子さんの気持ちに寄り添うことを意識しましょう。

 

学校にいけない子供のことを否定する

「学校にいけないなんて恥ずかしい」

「不登校になるなんて出来損ないだから頑張って学校へは行け」

など学校にいけないと言い出すわが子を否定するのも絶対に辞めてください。

 

もともと辛い思いをしているからそのような事を発しているのに、親から否定されてしまったら心に深い傷を負い、親のことを信頼してくれなくなってしまいます。

 

感情に任せて怒ったり否定したりしないようにしてください。

 

学校に行きたくない理由を無理矢理聞き出そうとする

お子さんが学校に行きたくない理由や背景に耳を傾けて聞いてあげることは大切ですが、言いたくなさそうなのに無理やり聞き出そうとするのは逆効果です。

 

親の思い込みから「いじめられているからでしょ!?」「勉強についていけないからなの!?」などと攻め立てて聞くのもNG行動です

 

学校は行くべきだという親の価値観を押し付ける

学校には行きたくなくても絶対に行くべきだという親御さんの気持ちはよくわかります。親からすれば、学校に行かせることが子供のためだと考える方も多いでしょう。

 

しかし、お子さんによっては、集団行動や一斉授業、学校の風潮が合わない子も一定数います。

 

お子さんの考えや気持ちを尊重し、親の価値観を押し付けるようなことはしないようにしてください。

 

嫌がらせされているのに無理して学校に行かせるとどうなる?

学校に行きたくない理由が、嫌がらせを受けているからという場合、無理して学校に行かせることでいろいろな弊害が出てきてしまいます。

 

無理やり学校に行かせるとどのようなトラブルにつながってしまうでしょう。

 

耐えきれずに不登校になる

学校に行きたくないという気持ちを抱えながら無理やり学校に行き続けると、どんどん学校が嫌いになり、拒否反応が強くなっていきます。

 

そうすると、いつか耐えきれずに不登校になってしまいます。不登校になると、学校に行くどころか外にも出たくなくなり、引きこもりになることも少なくありません。

 

摂食障害などの後遺症に苦しむ

嫌がらせに耐え切れず、親からも守ってもらえない、親にもわかってもらえないと感じると、自分は誰にも頼ることができず味方がいないという感覚に陥ってしまいます。

 

その結果、拒食症、過食症などの摂食障害を引き起こすケースもあります。摂食障害は一度なってしまうと治すのにものすごい時間をかけることになってしまいますし、何より成長期の子供にとってとても体に負担をかけてしまいます。

 

自殺まで追い込まれてしまう可能性

最悪の場合、自殺を考えるまでになってしまうこともあるでしょう。学校での嫌がらせに耐えられなくなって自殺した子供、自殺未遂をしてしまった子供はたくさんいるのです。

 

学校に無理矢理行かせようとすることでお子さんが自殺してしまったら、親としては絶対に耐えられないですよね。嫌がらせからお子さんを守るためにも、無理矢理学校に行かせることは避けるべきでしょう。

 

子供が嫌がらせを受けて学校に行きたくない場合に取るべき対処法

では、お子さんが嫌がらせを受けていて学校に行きたがらなくなってしまったときはどのように対処すればいいのでしょうか。

 

子供の話に耳を傾ける

一番はお子さん自身の話をよく聞いてあげることが何よりも大切です。お子さんの気持ちや考えを聞いておけば、お子さんにとって最も良い解決策や対応がわかってくるでしょう。

 

一番近い存在である親に話を聞いてもらえるだけでも子供は安心できますし、中には「話ができてスッキリしたから、学校に行ってくる!」という場合もあるのです。

 

学校に行きたくないと言われたら、まず休ませて後からゆっくり話を聞いてあげてください。ただし、この場合も話したくなさそうであれば無理には聞き出さないことが大切です。

 

1回休ませる

いじめや嫌がらせを受けていて精神的ストレスを抱えている場合は、まず1度しっかり休ませてあげてください。一番大切なことは、まず本人の心を休ませてあげることです。

 

1日でもいいですし、本人が希望すれば数日~数週間休ませてあげてもいいでしょう。一度しっかり休むことができれば、今後学校に行くべきか、他の方法を考えるべきか冷静になって自分の意見を言えるようになるはずです。

 

早退や遅刻でもいいと伝える

「学校へ行く=休まず毎日、朝から夕方まで通うこと」と思い込んでいる子は多いですし、親であるあなた自身もそう考えているかもしれません。

 

しかし、終日学校へ行くことが辛いのであれば、遅刻や早退をしてもいいのです。遅刻や早退でもいいということを伝えてあげると、学校へ行く心理的なハードルが下がり、学校に行きやすくなるかもしれません。

 

転校させる

今の学校での嫌がらせに耐えられない、嫌がらせを解決するのが難しいという場合は、思い切って転校させるのも一つの手です。

 

嫌がらせをしてくる相手を変えたり説得したりするには時間も労力も使うことになります。それよりもお子さん自身の幸せや笑顔につながるように転校させてあげるほうがはるかに早くて楽でしょう。

 

場合によっては通信制の学校に通わせるという方法もありますので、視野を広げて考えてあげるのがいいですね。

 

嫌がらせ調査をして証拠を掴む

嫌がらせを解決したいという場合や、嫌がらせをしてくる犯人が許せないという場合、探偵などの調査のプロに嫌がらせ調査を依頼し、犯人である証拠や嫌がらせの実態の証拠を掴んでもらうことをお勧めします。

 

嫌がらせの証拠を持っておけば、いざというときに使えるという安心感からお子さんも精神的に落ち着くことも期待できます。学校に対して何か対応を求める場合、証拠があれば学校も対応しやすくなります。

 

探偵に証拠を取ってもらったら、その証拠を学校に提出して希望する対応を話すといいですね。

 

まとめ

「学校に行きたくない」とお子さんに言われた時に親が取るべき対処法やNG行動について、お伝えしてきました。

 

学校に行くことはもちろん大切ですが、「学校に行くことだけが全てではない」ということをぜひ頭の片隅に置いて、お子さんの話を聞いてあげ、お子さんが笑顔で過ごせるように、対応を考えていくことが大切です。

 

嫌がらせを受けている場合は、しっかりと証拠を取って学校に適切な対応を取ってもらえるように交渉することも考えるべきでしょう。