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ご近所トラブルが殺人未遂事件に発展⁉注意すべきトラブルとその対策

カテゴリ:近所

「お隣さんの生活音がうるさすぎる」「近所にゴミ屋敷があって悪臭に耐えられない」などご近所とのトラブルは毎日の生活にストレスを与えてしまいます。

 

また、程度の差はあれど、どこに住んでいてもご近所トラブルに巻き込まれる可能性は誰にでもあります。

 

お互いにちょっと我慢すればなんとかなる…という程度であればいいのですが、ご近所トラブルがエスカレートすると、傷害事件や殺人未遂事件、最悪の場合、殺人事件にまで発展するリスクも秘めています。

 

今回は、殺人事件にまで発展する可能性のあるご近所トラブルについて、どのようなトラブルが多いのか、ご近所トラブルに巻き込まれないためにどのような対策があるのか、近隣住民に対して恐怖を感じたときはどのように対処していけばいいのか、詳しく解説していきます。

 

近所トラブルが殺人事件・殺人未遂事件に発展⁉恐怖の近隣トラブル事例

理容バサミで首を刺し…練馬殺人未遂事件

2022年11月19日、練馬区桜台の駐車場から車を出そうとしていた、近くに住む男性(60代)が、運転席の開いていた窓から首の右側をいきなり刺されるという事件が起きました。

 

刺したのは、男性の住む家に隣接するマンションの1階部分で美容室を経営する女性(46)でした。管轄する警察には前の年の8月から2回、容疑者の女性から刺された男性との間の騒音トラブルに関する相談が寄せられていました。

 

容疑者の女性は音楽好きで、「音」へのこだわりが原因となり、男性と騒音トラブルになって殺人未遂という事件に直結してしまった可能性が考えられています。

 

参考サイト:集英社オンライン

 

北海道旭川で近隣トラブルが原因の殺人事件

2022年9月20日、北海道旭川市の住宅で32歳の男性が首などを刺されて死亡し、56歳の男が殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されるという事件が起こりました。

 

刺されて死亡した男性の近くで、男性の妻も刺されていたことがわかっていて、病院に運ばれましたが命に別状はありませんでした。

 

被害者の男性と容疑者の男性は、直前に近隣トラブルとなり、被害者の男性と妻が容疑者の自宅を訪ねたところ、事件が起きたとみられています。

 

後の詳しい調べによると、被害者の男性の小学生の娘とその友人が下校途中に、道路に落ちていた「BB弾」を拾って容疑者の自宅に向けて投げたことなどから、トラブルになったことがわかりました。容疑者が子どもを怒鳴りつけ、友人のカバンを蹴るなどしたため、被害者の男性とその妻が容疑者の自宅に行ったところ、口論の末に10カ所以上を刃物で刺されて死亡するという凄惨な事件に至ったようです。

 

参考サイト:神戸新聞NEXT

 

植木鉢の位置をめぐり近隣トラブルに

平成30年2月、大阪府羽曳野市の路上で会社員の男性(64)が背中を刃物で突き刺され、死亡した事件が起こりました。容疑者は当時現場近くに住んでいた男性(47)で、最初は警察の調べに対し「納得できません。やっていません」と容疑を否認していて、逮捕前のテレビの取材にも事件への関与を否定していました。

 

しかし、周辺の防犯カメラや関係者500人以上への聞き込み捜査などから容疑者が犯人であると警察は断定し、逮捕に至りました。

 

容疑者は隣人の女性と植木鉢の置き方をめぐって1年以上前からトラブルになっていて、被害者の男性は容疑者の隣人女性と友人関係にあり、事件当日その友人女性と食事をして家まで送った際に容疑者の男に襲われたということです。

 

参考サイト:ABCニュース

 

殺人事件に発展する可能性も!?よくある近所トラブルの例

ここまでで、殺人事件、殺人未遂事件につながってしまったような近所トラブルについてご紹介してきましたが、どのようなトラブルがより大きな問題となっていく可能性があるのでしょう。

 

どのようなトラブルに気をつければ、身の安全を確保しながら毎日を安心して過ごせるのでしょう。

 

ここでは、よく起こりがちな近所トラブルの例について見ていきます。

 

騒音

近所トラブルとして最も多く報告されているのが騒音問題です。一言で騒音と言ってもいろいろあります。自分では大した音だと思っていなかったり、生活音だから仕方ないと思っていたりしても、相手からすると立派なトラブルの原因となっていて、傷害事件や殺人未遂事件に至るケースも珍しくありません。

 

ドアの開け閉めの音、足音、テレビや音楽の音、洗濯機や掃除機の音、子どもの泣き声などが騒音としてとらえられます。

 

隣人の精神状態が悪いケースなどでは、寝ている時に不注意で頭などをぶつけただけなのに、壁を叩かれたと被害妄想を繰り広げて夜中にインターホンを何度も鳴らしてきたり、ドアノブをガチャガチャとしてきたりという被害に遭う方もいます。

 

近所トラブルにおいては「自分なら気にならないことなのに…」という考えが通用しないものと思っておいたほうが良いでしょう。

 

ゴミ

ゴミに関しても近所トラブルに発展する可能性が高い問題ですので注意が必要です。近所でゴミ出しのルールを守っていない人が一人でもいると、ゴミが収集されずに残りそのゴミをカラスや猫が漁って散乱してしまうので、トラブルになりやすいのです。

 

「自分は守っているのに、あの人だけルールを守らずに出すのは許せない」と思って直接注意をすることで逆恨みされて事件に発展することもありますし、正義感を振りかざして制裁と称して嫌がらせをしてくるケースもあります。

 

いずれにしても、ゴミが原因でトラブルになりそうな場合は、直接話をしに行くとトラブルがヒートアップする可能性が高いので必ず管理会社に連絡して解決策を見つけていくようにしましょう。

 

タバコ

近年はかなり喫煙者が減ってきてはいますが、それでもまだタバコが原因となる近隣トラブルは消えることはありません。タバコが近所トラブルの原因になるケースとしては、ベランダでタバコを吸ってその臭いが他の部屋に入ってしまうパターンや、洗濯物にタバコのニオイがついてしまうパターンです。

 

特に夏場は窓を開けて生活する人が多いため、トラブルになりやすいです。

 

喫煙者の方は、「換気扇の下で吸えば問題ない」と思われる方が多くいらっしゃいますが、完璧にニオイが漏れないことはなく、タバコを吸っていない人からすると少しのニオイでも気になってトラブルにつながる恐れがありますので、もしタバコを吸われる方や、家族でタバコを吸う人がいる方は、周りへの配慮を慎重に行う必要があるでしょう。

 

境界線

戸建て住宅に住んでいる方に多いのが境界線に関するトラブルです。

 

「隣の庭の樹木がうちの敷地に入り込んでいる」「お隣さんがいつもうちの敷地を通っている」「家の庇が境界を超えている」など日々の小さなストレスがある日何かのきっかけで大きなトラブルになることもあります。

 

また、古くから住んでいる土地だとそもそも境界線があいまいなケースもあります。境界線に関するトラブルは、財産などにも関係してくるため、世代を超えて根の深いトラブルに発展しやすいため、慎重に対応していかなければなりません。

 

引っ越し後に悪質な近所トラブルや事件に巻き込まれないためにできること

近隣住民とトラブルになってしまうと、最初にお伝えしたような殺人未遂事件や殺人事件に巻き込まれてしまう可能性も出てきますし、そこまで至らなくても無用なストレスを毎日抱えて日々を過ごしていかなければならなくなってしまいます。

 

それを回避するためには再度の引っ越しで余計な時間とお金がかかってしまうことになりますので、引越する前、入居する前にしっかりと確認しておくことが大切なのです。

 

ここでは、引っ越し後にご近所トラブルに巻き込まれないためにできる対策について解説していきます。

 

ネットでマンション名を検索してみる

インターネットで入居を検討しているマンション名、アパート名を検索してみてください。

 

もし大きなご近所トラブルが起きていればネット上に情報がまとめられている可能性が大きいですし、「マンションノート」というサイトに住んだことがある人や現在住んでいる人の口コミが書かれているのを見つけることができるでしょう。

 

物件名で検索して少しでもトラブルについての口コミが見つかれば、そこは避けたほうが無難かと思います。

 

内見時に共有部分をチェックする

引越前に内見は必ずしていただきたいのですが、チェックするポイントとしては、部屋の中だけでなく共有部分であるゴミ置き場や駐輪場、廊下なども確認することです。

 

駐輪場に自転車が綺麗に並べられているかどうか、ゴミ置き場に未回収のゴミが放置されていないか、廊下にゴミや吸い殻がポイ捨てされていないかどうかを確認することで、そこに住んでいる人がマナーを守れる人かどうかがある程度確認できます。

 

共有部分が綺麗に使われていないということは、入居したらそこに住む住人とトラブルになる可能性が高いと考えたほうが良いでしょう。

 

掲示板を確認する

上の共有部分のチェックと共通するところがありますが、掲示板に書かれている注意事項なども確認しておきましょう。

 

注意事項が書かれているということは、そこに書かれている内容の行為をしている人が現在も住んでいる可能性が高いということです。

 

「夜中に大声で騒ぐのは辞めましょう」

「ゴミ捨てのルールを守ってください」

「夜中に大声で歌うのは辞めましょう」

「エレベーターでおしっこをしないでください」

「エレベーター内をカッターなどで傷つけるのは辞めましょう」

 

このような内容が書かれていたとしたら、非常識な行動を取ってしまう人がご近所さんになる可能性があるということです。

 

内見を昼と夜の2回行う

部屋の内見は多くの方が日中に行っていると思いますが、近所トラブルに巻き込まれるのを回避するためには、昼と夜の2回に分けて内見を行う方法が有効です。

 

昼間は仕事に出かけていてマンションやアパートにいない人も夜になれば帰ってきますので、あらかじめ住んでいる人の様子を確認することができます。夜に帰ってきている住人の車などもチェックして、車高を極限まで下げている車やフルスモークの車、ナンバーを折り曲げているような車がないかどうかも確認しておきましょう。

 

昼間にはわからなかった情報が夜に内見することによって明らかになる場合も多いのです。

 

探偵による調査を依頼する

昼と夜の両方の時間帯で内見を行うのがトラブルを防ぐうえで有効だとお伝えしましたが、夜だと不動産屋が時間外で対応できなかったり、仕事や家事で忙しくて夜に内見に行けなかったりする方も多いでしょう。

 

また、近隣トラブルには絶対に巻き込まれたくない、確実に安全な物件に入居したいと考えている方も増えていると思います。

 

そのようなときは、探偵に事前調査を行ってもらうという方法がお勧めです。近所トラブルの嫌がらせ問題に詳しい探偵であれば、物件や現在住んでいる人の情報を精査するのも得意としていますし、現在近所トラブルが起きているのか、過去にどのようなトラブルが起きていたのかなど、詳しく調査することが可能です。

 

より確実に近隣トラブルを回避したい方は、探偵に調査を依頼することも検討してみると良いですね。

 

少しでも近所トラブルで危険を感じたときの対処法

ご近所トラブルはどこにでもある問題だとは言え、放っておくとさらにエスカレートすることもありますし、車や自転車を傷つけられたり、ペットを殺されたり、最悪の場合あなたや家族を傷つけてくる可能性も考えられます。

 

大切なのは、少しでも身の危険を感じたときに、できるだけ早く正しく対処していくことです。ご近所トラブルに巻き込まれ、危険を感じたときは以下の対処をするようにしてください。

 

警察に相談する

ご近所さんとのトラブルで事件に巻き込まれそうになったり、身の危険を感じたりする場合は、すぐに警察に相談しましょう。パトロールを強化してくれたり、必要に応じて相手に警告をしてくれたりします。

 

また、緊急性が高い場合は、110番通報してより確実に自分の身や家族を守ってください。

 

多くの方が「あまり大事にはしたくないから今回は通報するのはやめておこう」「この前通報したけどあまり対応してもらえなかったから今回は我慢しよう」と考えて警察に相談するのを辞めてしまいがちですが、たとえ警察にこれまで対応してもらえていなかったとしても、危険を感じたらその都度警察に相談してください。

 

警察も、はじめはただの近隣トラブルだと判断してあまり動いてくれない場合であっても、繰り返し相談を受けることで事態の深刻さをわかってくれて、適切に対応してくれるようになる可能性が高くなります。

 

殺人未遂事件や殺人事件にまで発展することがないよう、必ず警察には相談しておいてください。

 

弁護士に相談する

当事者同士で近所トラブルを解決しようとしてもなかなかスムーズにいかないことが多いです。境界線についてのトラブルなどは法律も絡んできますし、騒音トラブルも証拠がある、ない、でさらに揉める可能性もあります。

 

そのため、法律の専門家である弁護士に間に入ってもらうことで、両者が冷静になってトラブルに向き合えるようになるでしょう。

 

探偵に調査を依頼する

近所トラブルが嫌がらせ問題に発展してしまっている場合、探偵に調査を依頼して嫌がらせの証拠を取ってもらうことも重要です。

 

嫌がらせを受けていることを警察や弁護士に相談しても、近所トラブルで揉めている相手が嫌がらせの犯人であるという証拠がなければ、対応することができなくなってしまいます。また、犯人も「自分はやっていない」「関係ない」などと言い逃れできてしまいますので、嫌がらせの証拠集めは極めて重要なポイントです。

 

ご自身で証拠を集めようとしてもなかなか決定的な証拠を掴めないことが多いですし、余計にトラブルを悪化させてしまうリスクもありますので、少しでも身の危険を感じると思ったら探偵への証拠収集の調査を検討することをお勧めします。

 

まとめ|トラブルが起きたら早めに対処を

ご近所トラブルは、騒音、ゴミのマナー、ニオイ、などはじめは小さなトラブルから起こっています。お互いに気を付けて生活していればある程度は防ぐことができるはずですが、中にはこちらがいくら気を付けていてもトラブルを起こしてしまう隣人も存在します。

 

もし、近所トラブルが起こってしまったら、できるだけ早めに対処することが大切です。焦らず冷静に対処し、必要に応じて弁護士や探偵、警察に相談することで犯罪や事件などに巻き込まれることを回避することができるのです。