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指紋の証拠能力はどれほど高い?嫌がらせ解決に指紋鑑定は最適

カテゴリ:指紋鑑定

嫌がらせの手紙や、嫌がらせの貼り紙、所有物を傷つけられるなどの嫌がらせ行為などにお困りの場合、「どうやったら犯人を見つけられるのだろう」「言い逃れされない証拠はどのように手に入れられるのだろう」とどのような証拠を集めれば犯人を特定できるのかわからない方も多いと思います。

 

嫌がらせ問題が裁判に発展するケースも最近は増えてきていますが、裁判においては指紋鑑定、目撃証言、防犯カメラの映像などが証拠として提出されています。どの証拠も嫌がらせの犯人特定においては重要な証拠ではありますが、それぞれ証拠能力には差があり、指紋鑑定は最も証拠能力の高いものとして考えられています。

 

つまり、嫌がらせ問題を解決するためには、証拠能力の高い指紋鑑定の結果を手に入れることで、犯人に言い逃れされるスキを与えずスムーズに解決に導くことができるのです。

 

今回は、指紋鑑定の証拠能力がいかに高いのかについてや、指紋鑑定を行って証拠を押さえるまでの流れ、そして実際に指紋鑑定での証拠能力の高さが事件を解決した事例について見ていきたいと思います。

 

Contents

指紋鑑定の証拠能力はかなり強力

冒頭でも述べましたが、裁判において指紋鑑定の証拠能力は極めて高いものとされています。

 

嫌がらせの犯人特定における証拠として、目撃証言は重要であると言われていますが、犯人を目撃した瞬間から時間が経てば経つほど人の記憶は曖昧になっていきますし、目撃した人の思い込みや勘違いが起こらないとは言い切れません。また、あたりが暗いなどの目撃環境の悪さなどによって、証拠として効力が高いとは言えないケースも多々あります。

 

防犯カメラや監視カメラなどの映像は、目撃情報での証拠よりは正確性が高いのですが、やはり暗闇での撮影だと画質が荒いこともありますし、顔がはっきり映っていないこともありますので、やはりそれほど強い証拠能力を持っているとは言えません。

 

指紋鑑定での証拠は、見間違い、記憶違い、画像が粗いなどの欠点がなく、確実に嫌がらせの犯人を特定することができるため、かなり強力な証拠能力をもっていると言えます。

 

そのため、実際の裁判においても、いくつかの状況証拠が揃っていることよりも、指紋鑑定の証拠があることのほうが有利に進めることができるのです。それは、刑事裁判においても民事裁判においても同様です。

 

指紋鑑定の結果があれば、裁判で負けることはほとんどなくなると考えても過言ではありません。それほど高い証拠能力が指紋鑑定の結果にはあるのです。また、指紋鑑定での結果が手元にあれば、相手は言い逃れすることができなくなりますので、そもそも嫌がらせの争い事を裁判に持ち込まなくて済むようになるというメリットもあります。

 

指紋鑑定で証拠を押さえるまでの流れ

嫌がらせのトラブルを解決するためには、犯人が誰なのかを特定することが極めて重要であり、指紋鑑定はその犯人特定においてかなり強い効力を持っています。指紋鑑定での結果が犯人であると断定すれば、犯人は言い逃れすることができなくなりますので、損害賠償請求や慰謝料請求、謝罪などこちらの希望の対応を通すことができるようになります。

 

では、指紋鑑定で犯人であるという証拠を押さえるには具体的にどのような流れになるのでしょうか。

 

指紋鑑定を依頼する際には、依頼者の方もある程度の準備が必要となります。その準備には時間がかかってしまうこともあるため、指紋鑑定を依頼する前に流れを把握しておくことでスムーズに進められるようになるでしょう。

 

また、指紋鑑定を行う一連の流れとともに注意点にも触れていきますので、そちらも参考にしていただければ失敗なく鑑定結果を得られるでしょう。

 

指紋鑑定に関する無料相談

まずは、指紋鑑定を依頼したい探偵事務所や専門業者にお電話かメール、お問い合わせフォームから指紋鑑定を依頼したいという旨を伝えましょう。

 

その際、どのような悩みを抱えているのか、どういう目的で指紋鑑定をしたいのか、手元にどのような資料があるのか、について詳しく伝えておくと、指紋鑑定の工程がスムーズに進みます。

 

具体例でいうと、

・会社に自分の誹謗中傷が書かれた嫌がらせの手紙をばら撒かれて困っている

・怪文書を送った犯人を特定して慰謝料請求したい

・犯人が送ってきた怪文書の原本のみがある

などを相談の段階で探偵に伝えておきましょう。また、保存された資料がある場合は、どのように保存していたかの保存状態も伝えておくといいですね。

 

依頼したい内容や状況を伝えることで、追加でどのような資料をどのくらい用意すれば、より精度の高い指紋の検出や鑑定ができるのかを教えてもらえたり、指紋鑑定の結果が出るまでにどれくらいの期間がかかるかなどを説明してもらえたりします。

 

無料相談の段階で、指紋鑑定にかかる費用の見積もりも出してもらえますので、複数の探偵事務所でどこに依頼するのか迷っている場合は、見積もりでの比較もしてみると良いでしょう。

 

指紋を採取する資料の準備

指紋鑑定を依頼する事務所が決まったら、いよいよ指紋を採取する資料を準備していきます。

 

このときの注意点としては、

・指紋を採取する資料は、素手では触らず手袋を着用して取り扱う

・表面が擦れないように、ジップロックなどのビニールに入れて保管する

・ティシュペーパーや布で保護する方がいらっしゃいますが、擦れて指紋の検出率が下がってしまいますので、ティッシュペーパーや布は使わない

以上の点に注意して資料を準備してください。

 

なお、指紋鑑定で嫌がらせの犯人を特定するためには、【鑑定資料】と【対照資料】が必要です。

 

鑑定資料とは、誰が触ったか判明させたいもののことで、嫌がらせの例でいえば、犯人から送られてきた嫌がらせの手紙や、犯人が残していったであろう物が鑑定資料にあたります。

 

対照資料は鑑定資料の指紋と照合したいもののことで、例でいうと、嫌がらせの犯人だと思われる怪しい人物が触っていて指紋がついているであろうものが対照資料にあたります。

 

ただ、対照資料はなかなかうまく確保することが難しいものなので、用意するのが難しい場合は、探偵にその旨を伝えておきましょう。探偵は調査のプロなので、対照資料を抑えるという段階から調査として請け負ってくれます。

 

外観検査と前処理

指紋を採取する資料が揃ったら、資料全体の外観検査を行っていきます。具体的には、指紋を検出する前に光学検査や顕微鏡検査を行っていきます。

 

これは、指紋を検出する資料の状態を確認し、必要に応じて安定器を用いたり、専用の保管庫で調整したりする際に重要な工程となります。

 

資料の状態を見て、可能な場合は資料を汚さない場所を探して検出試薬のテストを行う場合もあります。

 

指紋の検出

前のステップの前処理の段階で最適と判断された採取方法で指紋を採取していきます。

 

検出されたら検出した指紋を、写真撮影して、記録として残します。

 

指紋の鑑定

鑑定資料の指紋が検出できたら、対照資料の指紋との照合を行っていきます。

 

指紋鑑定をすることによって、以下の3つの判定をすることが可能になります。

 

1:鑑定資料と対照資料の指紋が合致しているかどうか

2:指紋が嫌がらせなどの犯行時に付着したものなのかどうか

3:そもそも指紋があるかどうか(条件の指紋が検出されるかどうか)

 

嫌がらせの犯人を特定するにあたっては、特に1と2の判定結果が重要となります。

 

指紋鑑定書の作成

指紋鑑定の結果が出たら、結論を書面化して指紋鑑定書として提出してもらう流れになります。「怪しいと思っていたAさんの指紋が鑑定資料から検出された」などの目的に合った結論が出た場合には、指紋の画像を用いて図解でわかりやすく、詳細に解説してもらうことも可能です。

 

指紋鑑定の鑑定書には、通常、以下の項目が記載されます。

 

・指紋鑑定の実施日

・依頼人の身元

・指紋鑑定の目的

・対照物、指紋の出所

・使用した使用した機器、薬品類

・指紋鑑定に用いた方法

・指紋鑑定を行った結論

・検出状況など

・結論に至った判断理由の根拠やそれに付随する詳細説明

・鑑定士の経歴

 

指紋鑑定を受け取って疑問点などがあれば、必ず指紋鑑定を行ってくれた担当者に質問するようにしてください。

 

指紋採取しやすいもの、しにくいもの

指紋鑑定をより正確に行うためには、指紋がきちんと採取できることが重要です。ただ、物によっては指紋が付きにくいもの、指紋が残りにくいものなどもあり、指紋採取に適しているかどうかの差が出てきてしまいます。

 

指紋鑑定を行うにあたって、指紋を採取する資料を用意する場合、どのようなものを用意するのが良いのでしょうか。

 

ここでは、指紋採取しやすいものとしにくいものをそれぞれ確認していきましょう。指紋鑑定をより正確に行うためには、できるだけ指紋採取しやすいものを用意するようにしたほうが良いでしょう。

 

指紋採取に適しているもの

・コピー用紙や紙幣、封筒などの紙類

・つるつるしたプラスチック製品

・グラス・コップなどのガラスや陶器類

・クリアファイルなどのビニール製品

・ロッカー

 

指紋採取に適していないもの

・半紙や和紙などの表面がざらざらした紙類

・表面の面積が小さいもの

・日常的にいろいろな人が触っているもの

・水に濡れたもの

・革製品

 

なお、衣服、タオルなどの布製品はほぼ指紋の検出ができないと考えておいてください。

 

指紋鑑定の証拠能力が事件を解決した事例

指紋鑑定と聞くと、やはり仰々しいもののように感じる方もいまだに多くいらっしゃるかと思いますが、実際にはさまざまな場面で指紋鑑定は用いられるようになっています。

 

もちろん、民事裁判や刑事裁判などの証拠として、かなり強力な証拠能力を持っていることは間違いありませんが、それ以外にも日常的に指紋鑑定が行われる場面も出てきています。

 

最後の章では、指紋鑑定が日常的にどのような事件解決に活用されているのか、指紋鑑定の証拠能力がいかに効力を発揮しているのかを見ていきましょう。

 

怪文書の犯人特定

会社宛てや個人宛に送られてくる怪文書の犯人を特定するうえで、指紋鑑定は非常に役に立ちます。

 

会社宛てに怪文書が送られてくる場合、そのほとんどが社内の従業員のケースが多いため、関係者の指紋を照合することによって、怪文書を送り付けてきた犯人を特定することができます。

 

また、個人宛で自宅に怪文書が送られてくる場合も、内容をよくよく見れば、誰が送っている可能性が高いのかある程度想像がつくでしょう。

 

会社に送られる場合も個人に直接送られる場合も、怪文書に残された指紋から指紋鑑定を行い、犯人であるという証拠を押さえることができれば、2度と怪文書を送らないようにさせることはもちろん、謝罪をしてもらったり、怪文書による被害の大きさによっては慰謝料請求したり、などの対処をすることができます。

 

盗聴事件の解決

企業内で社員同士の会話を盗聴して嫌がらせをするという事件も珍しくありませんが、社内での盗聴事件も指紋鑑定で事件を解決することが可能です。

 

盗聴器に残された指紋を検出し、社内の従業員の指紋と照合すれば、盗聴器や仕掛けた犯人がわかるようになります。

 

指紋鑑定を活用すれば、社内での嫌がらせトラブルのほとんどを解決することができますし、警察に事件の捜査を依頼する必要もなくなるので、大事にせずに事件を解決することが可能になります。

 

職場での盗難事件解決

職場で、個人の財布が盗まれたり、会社の資産である現金が盗まれたりという事件が発生した場合も、指紋鑑定が事件解決に一躍買ってくれます。

 

お金を盗む人は、多くの場合お金に困って切羽詰まった状態にあることが多いため、証拠がない状態で問い詰めても巧みに言い訳をされてしまい、盗難事件解決が難しくなってしまいます。

 

しかし、指紋鑑定によって言い逃れのできない決定的な証拠があれば、トラブルを速やかに解決することができるでしょう。

 

職場だけでなく、家庭内で現金が盗まれることがあったり、恋人と会うたびに財布からお金がなくなったりしている場合は、指紋鑑定によって被害の真相を明らかにするべきだと言えます。

 

文章改ざんの真実

文章を改ざんされたことによる被害を解決するために指紋鑑定が活用されるケースも多いです。

 

たとえば、遺言書などの法的な文書が改ざんされるケースです。遺言書には遺産相続について書かれていることがほとんどなので、遺言書の文書を改ざんされてしまうと、本来受け取れるはずの遺産が改ざんした犯人に取られてしまうことになります。

 

遺言書に残された指紋を鑑定することによって、真実を明らかにして事件を解決した事例が多々あります。

 

また、他にも何者かが自分になりすまして怪文書など嫌がらせの手紙を送っている場合、自分が犯人にされてしまいますが、指紋鑑定を行うことで、真犯人を探し出すことができますので、身の潔白を証明することが可能になります。

 

まとめ

指紋鑑定の結果は、言い逃れのできない確固たる証拠となりますので、証拠能力はかなり高いものと考えていいでしょう。

 

そのため、指紋鑑定は民事裁判を行う上では是非ともそろえたい資料です。もちろん、裁判を行わない場合でも、指紋鑑定の証拠があれば、犯人に言い逃れされる恐れがないので、話し合いもスムーズに進んでいくでしょう。

 

指紋鑑定は特殊な技術が必要な鑑定になりますので、指紋鑑定の実績のある信頼できる専門家に依頼するようにしてください。