カテゴリ:嫌がらせ
別れた元カノから嫌がらせをされて困っているという相談は珍しくありません。
あなた自身が嫌がらせを受けることもありますし、あなたが新しく付き合った彼女が嫌がらせを受けることもあります。
嫌がらせぐらい、気にしなければいいじゃないか、と思うかもしれませんが、エスカレートすると犯罪行為ととられかねないことに発展することもありますので甘く考えるのはお勧めできません。
今回は、元カノからの嫌がらせの事例をご紹介し、元カノが嫌がらせをする心理や、適切な対処法について詳しくお伝えしていきます。
元カノからの嫌がらせの種類は様々です。
程度の軽いものから警察沙汰になるようなものまでありますが、程度が軽いからと言って甘く考えるのは危険です。また、すでに警察沙汰になるような嫌がらせであればすぐに対処する必要があるでしょう。
最近増えてきているのがSNS上での嫌がらせです。
あなたや新しい彼女のインスタグラムやTwitterの投稿に対して嫌がらせのコメントを入れたり、直接DMを送ってきたりということが挙げられます。
SNSは拡散されるのが早いので、嫌がらせを受けたら早めに削除依頼などの対応を取ったほうがいいでしょう。
SNS上だけでなく、アナログですが周りの友人にあなたの悪口を吹き込んでくるという事例もあります。
付き合っていた時の事実や、事実とは全く関係ないことまで吹き込まれてしまうこともあります。友人だけならまだしも、職場の関係者に悪口を吹き込まれると仕事にも支障が出てきてしまうでしょう。
別れた後も、あなたに未練がある場合は執拗にLINEやメールで連絡をしてくるでしょう。
あなたからの返信がないにもかかわらず、永遠とメッセージを送り付けてくる場合は立派な嫌がらせ行為です。
あなたについての批判的、侮辱的な内容が書かれたメールや手紙を送ってくる事例もあります。
読んでいて気分のいいものではないので、すぐに捨ててしまいたくなるでしょうが、嫌がらせの証拠になるので捨てずに保管しておくことが大切です。
新しい彼女と別れされるために、新しい彼女にあなたの悪口を吹き込んでくる嫌がらせをすることも多いです。
新しい彼女の場合、まだあなたとの信頼関係が確立されていないことのほうが多いと思いますので、関係がギクシャクしてしまい、最悪の場合お別れすることになるかもしれません。
新しい彼女が悪口に翻弄されないよう、前もって元カノから嫌がらせを受けていると伝えたほうがいいかもしれませんね。
逆のパターンで、元カレのほうに新しい彼女の悪い噂を吹き込む嫌がらせをしてくるケースもあります。
この場合も付き合いたてでまだ新しい彼女のことをよく知らない場合は悪口を信じてしまう可能性もありますので注意が必要です。
職場や学校にあなたやあなたの新しい彼女の悪い噂を流す場合もあります。
職場や学校に悪い噂を流されてしまうと、日常生活が送りにくくなってしまうでしょう。特に職場の場合は仕事がやりにくくなるのは問題なので、信頼できる上司に嫌がらせの事実を伝えておいたほうがよさそうです。
気性が荒い元カノの場合、直接暴力を振るったり暴言を吐いたりしてくることもあります。
女性からの暴力だったら大丈夫と思うかもしれませんが、あなただけでなく、あなたの新しい彼女にも暴力を振るう可能性もありますので、暴力や暴言がある場合はできるだけ早く警察に相談しておくことをお勧めします。
参考記事:元夫の嫌がらせは警察に相談すべき?警察ができる対応と警察を動かすコツ
参考記事:怪文書の被害に遭ったら|被害届の出し方と警察に動いてもらうコツ
陰湿な嫌がらせとしては、別れさせ工作をしてくる場合もあります。
あなたやあなたの新しい彼女が浮気をするように、わざと知り合いの異性を近づけたり、プロの別れさせ屋を雇って別れさせようとしたりしてくることもあるのです。
また、新しい彼女にまだ彼と関係が続いているかのようなことを吹き込む行動をする場合もあります。
あなたとの別れに納得できておらず、未練が強いときにはストーカー行為に及ぶケースも少なくありません。
元カノの連絡先をブロックしても違う番号から電話がかかってきたりメールが送られてきたりする場合は立派なストーカー行為といえます。
さらに、あなたと会いたいからという理由から待ち伏せしたりつきまとったりするのもストーカー行為ですので、元カノにしっかりと復縁の意思がないことを伝えましょう。
それでもストーカー行為が収まらなければ警察に相談するのがいいですね。
参考記事:ストーカーから嫌がらせを受けたら|相談先と被害を認めてもらうコツ
元カノがなぜ嫌がらせをしてくるかの心理も見ていきましょう。
まず考えられるのは、あなたに未練があって復縁したいと思っていることです。
未練があって嫌がらせをする場合は、新しい彼女への嫌がらせも激しくなることが考えられますので、しっかりと対処を取る必要があります。
未練があって復縁したいわけではなくても、嫌がらせをしてくる場合があります。それは、元カレだけが幸せになるのが許せないと思っているケースです。
この場合は元カノにも新しい恋人ができれば嫌がらせは収まりますが、元カノがなかなか恋人ができない場合は執拗な嫌がらせが続く可能性があります。
あなたへの嫌がらせはあまりなくても、新しい彼女への嫌がらせがしつこい場合は、元カレの新しい恋人が憎くてたまらないということもあります。
あなたのことがまだ好きだからこそ、新しい彼女が羨ましくて憎いのでしょう。新しい彼女が嫌がらせに疲弊して別れたいと思ってしまう前にしっかりとケアすることが大切です。
元カノの人間性を疑ってしまうかもしれませんが、復縁したいわけでも、未練があるわけでも、恨みがあるわけでもなく、単純に嫌がらせへの反応を楽しんでいることもあります。
この場合は、ただの暇つぶしくらいの感覚で嫌がらせをしているので、元カノに新しく恋人ができたり、仕事が忙しくなってきたりしたら嫌がらせが落ち着くはずです。
元カノからの嫌がらせには適切に対処する必要があります。
対処方法を間違えてしまうと、嫌がらせがさらにエスカレートするリスクもありますので、以下にご紹介する内容をしっかりと踏まえて対処してみてくださいね。
一番は相手にしないというのが効果的な対処法です。
嫌がらせを受けるとたいていの人が動揺してしまいますが、動揺すると元カノは嫌がらせをする意味があると感じてしまいどんどんひどい嫌がらせをするようになります。
言い返したり、やり返したりしたくなる気持ちをぐっと抑えて相手にしないことを徹底してみてください。
相手にしないという対処をとっても引き続き嫌がらせをしてくる場合は、毅然とした態度で接し、嫌がらせをやめるように言ってみてください。
毅然とした態度で、感情を表情に出さず
「あなたとはお別れしたので、連絡をしたりつきまとったりするのは迷惑です。やめてください。」
と淡々としかしはっきりと意見を言ってみてください。
間違っても感情的な態度で話をすると相手の思う壺ですよ。
執拗な電話やメール、SNS上の嫌がらせのコメントなど、嫌がらせを受けたらその記録を取っておきましょう。
嫌がらせの手紙を受け取った場合はその手紙も保管しておいてください。
ストーカー行為をされているのであれば、日記などで記録を取っておくといいですね。
嫌がらせを相手にしなくても、毅然とした態度で接しても嫌がらせがやまない場合は、元カノと話し合いを試みることも効果的です。
話し合いによって元カノが嫌がらせをする理由を探ってみましょう。理由が判明すれば嫌がらせを止めるヒントになりますし、理由がわからなくても元カノの気分は多少すっきりしますので嫌がらせが落ち着くかもしれません。
話し合いを行うときはお互いに冷静になれるよう、他の人がたくさんいるカフェなどを利用するといいですね。
話し合いがうまくいかなかったり、暴力や暴言をしてきたりする場合は、警察に相談することも視野に入れましょう。
警察に相談するときは、相談するまでに集めた嫌がらせの証拠を提示して、嫌がらせの事実が本当であることや、嫌がらせの度合いがわかるようにしておくと警察にも動いてもらいやすいです。
逆に、嫌がらせの緊急性・事件性が低いと判断されてしまうとなかなか警察に動いてもらうことは難しくなるので、その場合は探偵を活用して嫌がらせの証拠を確保しておくといいですね。
参考記事:怪文書や嫌がらせ被害で警察は動いてくれる?警察以外の有効な相談先
元カノからの執拗な嫌がらせには精神的に参ってしまいますよね。
自分だけならまだしも、新しい彼女にまで嫌がらせをしてくる場合はなおさらです。元カノからの嫌がらせを確実に解決するためには、まずは嫌がらせの実態調査をして事実確認をする必要があります。
そして、被害の内容によって警察に相談し、法的措置を取ることも考えたほうが良いでしょう。
そのためには、やはり調査のプロである探偵に依頼し、嫌がらせの証拠を確保するのが効果的です。嫌がらせ被害が大きくなって手遅れになる前に、まずは探偵の無料相談で調査の内容を確認してみるといいかもしれません。