「怪文書が会社に送り付けられた」
「誹謗中傷の紙が家の壁に貼られた」
そのような被害に遭ったら、誰しもその犯人を特定したいと思いますよね。
犯人がわからず不安な毎日を送るのは精神的にもかなり辛いと思いますので、できるだけ早く怪文書の差出人を特定しましょう。
今回は、怪文書の犯人を特定するうえで個人でもできることや、犯人捜しで注意すべき点についてお伝えしていきます。
また、犯人特定において最も頼りになる相談先として探偵がありますが、調査のプロである探偵はどのようにして犯人調査してくれるのかも解説していきます。
まずは犯人特定のために個人でもできることからご説明していきます。
監視カメラは個人でも購入でき、撮影に成功すれば、犯人特定に加えて証拠としても使えるのでお勧めのグッズです。
ただし、怪文書が郵送で送られてくる場合や、嫌がらせが電話など遠隔でのものがメインの場合は監視カメラは効果を発揮しません。また、怪文書を張り付けるなどの嫌がらせは夜間に起こることが多いので、暗闇での撮影だと証拠として使うことは難しいでしょう。
合わせて、近所の住民が撮影されるのを嫌がって別のトラブルを発生させるリスクもあります。
車をお持ちの方は、ドライブレコーダーを搭載するのもいいでしょう。
360度方向多方向で撮影できるものもありますので、撮影範囲が広いタイプのものを選びましょう。
また、監視カメラと違って自分の家の敷地内以外でも撮影できるので便利です。
人の気配でライトがつく人感センサーライトを設置することで、監視カメラと合わせて犯行現場の写真を撮ることができます。
また、犯人を退散させる効果もありますので、嫌がらせを止める効果も期待できます。
怪文書本体の保存はもちろんですが、怪文書が送られてきたときの封筒なども保存しておいてください。
また、家に嫌がらせの紙が貼られていた場合は犯人の痕跡がないかチェックし、しっかりと撮影して保存しておきましょう。
一つ一つは犯人特定には至らなくてもできるだけ多くの証拠を集めることで犯人特定の手掛かりになることもありますし、警察が捜査に踏み切ってくれるきっかけにもなるかもしれません。
犯人はわざわざ嫌がらせをするくらいあなたに対してマイナスの感情を持っていることが推測できます。そのため、ご自身で怪文書の犯人や差出人を特定する際は十分に注意する必要があります。
具体的にはどのようなことに注意していけばいいのでしょうか。
犯人を捜していることを悟られないように行動しましょう。常に監視されていると思って行動するのがベストです。
犯人を特定しようとしていることが犯人にわかってしまうと、より一層隠れて行動するようになるため、特定が難しくなってしまいます。
監視カメラを設置する際も明け方少し暗いうちに設置してしまうなど細心の注意を払うようにしてください。
仮に犯人が特定できたり、犯人の予想がついたりしても、家族や警察以外、誰にも言わないようにしてください。
誰が犯人かの根拠があったとしても、確たる証拠がない状態で周りに話したり本人を問い詰めたりすると、名誉棄損などで逆にこちらが訴えられてしまうこともあるのです。
仮に、証拠の写真などが手に入っている状態であっても不用意に問い詰めることは危険ですので、警察や弁護士、探偵など専門家に相談しながら進めていくのが安全です。
怪文書が届いたことや嫌がらせをされていることは誰にも言わないほうがいいでしょう。
信頼できる人だと思っていても、その人が犯人である可能性はゼロではありませんし、秘密にしてほしいといっても話が広まる可能性があります。
怪文書のことや、犯人を特定しようとしていることが犯人の耳に入ってしまうと、こちらの計画が立てにくくなり、結果として犯人特定の妨げになります。
怪文書のことを話すのは、家族や警察、探偵など守秘義務を徹底できる人に限定しておいてください。
怪文書を送り付けることや、嫌がらせの紙をばらまくことは、立派な犯罪で、罪に問うことができます。
しかし、警察は本当にきちんと対応してくれるのでしょうか。
警察に相談すると、被害届の提出を提案されるでしょう。
被害の状況がはっきりしていて、怪文書の原物がちゃんと保存されていれば、被害届を受理してくれる可能性は高いです。
参考記事:怪文書の被害に遭ったら|被害届の出し方と警察に動いてもらうコツ
ただし、被害届を受理してもらえたとしても、警察が積極的に動いて犯人特定のために捜査してくれるとは限りません。
むしろ、積極的に捜査してもらえるケースはかなり稀です。いい警察官にあたれば、パトロールの頻度を増やしてくれるなどの対応はとってくれるかもしれませんが、それもあまり期待しないほうがよさそうです。
参考記事:怪文書や嫌がらせ被害で警察は動いてくれる?警察以外の有効な相談先
怪文書の犯人を特定し、損害賠償請求や名誉棄損で訴えることを視野に入れているならば、警察よりも探偵に調査を依頼するのがベストです。
探偵であれば、依頼さえすればすぐに動いてくれますし、証拠を集めるプロですので、個人では到底つかめない証拠もプロのスキルと機材でしっかりとつかんでくれるでしょう。
まずは無料相談で話を聞き、信頼できる探偵かどうか見極めてから依頼するようにしてくださいね。
参考記事:嫌がらせを探偵に依頼する際の選び方のポイントと探偵に依頼すべき理由
犯人特定のためには探偵に依頼するのがベストだとお伝えしましたが、探偵はどのような調査で証拠をつかんでくれるのでしょうか。
怪文書が手書きの場合は筆跡鑑定を行うことで犯人の手掛かりにできます。
ただし、筆跡鑑定は専門性の高いスキルなので、探偵が外部に委託しているケースもあります。探偵業社内で行ってくれるのか、外部に委託しているのかは無料相談の時に確認してみてください。
怪文書が手書きでなくても指紋鑑定は可能です。ご存じかと思いますが、指紋は一人ひとり違うものなので、指紋鑑定が成功すれば立派な証拠となります。
ただし、指紋鑑定を正確に行うためには、怪文書を届いた状態をそのまま保存できるような状態で保管する必要があります。
被害に遭った家の近くや、怪文書が投函されたであろうポスト近辺で張り込みや聞き込みを行います。
張り込みの際には撮影できる機材も持っていくため、犯人につながる証拠を撮影することも可能です。たとえ夜間で、通常のカメラではまったく映らない状況でも、探偵の機材を使えば鮮明に証拠写真をおさえることができます。
聞き込みや張り込みなどで浮上した、怪しい人物を尾行して確たる証拠を掴みます。
怪しい人物の所在地や行動パターン、犯行の動機に至るまで、尾行調査から割り出すことも可能です。
怪文書を送り付ける動機はさまざまで、動機によって解決方法は変わってきます。警察だけではそこまで捜査してくれることは期待できませんので、やはり根本的な解決を期待するのであれば、探偵に依頼するのがベストでしょう。
なお、尾行調査には相当な経験とスキルが必要ですので、個人で犯人と思われる人を尾行するのは危険です。絶対にやめましょう。
怪文書を送ってきた犯人がわからないままだと毎日不安ですし、いつまた送られてくるか怖く感じると思います。
一刻も早く犯人を特定し、しっかりと解決に導くことが大切です。
スプラッシュジャパンでも、怪文書トラブルによる相談は多くあり、解決の実績も多数ございます。
どんな調査をしてくれるのか、どんな事例があるのか、いくらくらいでできるのかなど、気になることは無料相談でお尋ねください。