2020年10月現在、街を歩く人の9割がマスクをしています。
新型コロナウイルス感染症にかからない、広めないための対策として有効と考えられているためです。
ですが、マスク着用を禁止したり、会社指定のマスクしか認めなかったりといった会社も存在します。
そのひとつが警備会社テイケイです。
5月頃、テイケイのマスク着用禁止に抗議した労働組合に、社長名の“怪文書”が届いたとして話題にのぼりました。
今回はテイケイ“怪文書”の経緯や内容について触れていきます。
新型コロナウイルス感染症対策として、マスクは政府からも推奨されています。
しかし、コロナ禍の2020年4月頃にも、警備会社テイケイはマスクの着用を認めませんでした。
(テイケイは都庁や都営地下鉄・東京メトロも担当している大手警備会社です。)
理由は「科学的根拠・保証がない」「マスクは犯罪者のイメージ」というものです。
それに対し、警備員は「透明マスク」と呼ばれる透明な板をつけさせられていますが、それこそメーカーも「感染予防・拡大防止の効果はない」と回答しています。
テイケイ警備員は常に感染の心配をしながら働いているのです。
労働組合プレカリアートユニオンは「マスク着用禁止の取り下げ」・「コロナ対策に有効なマスクの使用」を求めました。
しかし、テイケイは一歩も譲らず、さらには社長名で”怪文書”レベルの書面を送りました。
内容は「社会現象である新型コロナ対策及びマスクの件については、今後一切の団体交渉に応じるつもりはない。大きなお世話だ!」(※原文ママ)とのこと。
上層部は従業員や施設利用者の安全を考えず、自らの意見を押し通したのです。
5月下旬、労働組合プレカリアートユニオンにテイケイ社長からもう1通”怪文書”が届きました。
内容をまとめると、このようになります。
・匿名掲示板『5ちゃんねる』にて、マスク問題に関する2件のスレッドを開いたのは君たちだろう
・罵詈雑言、誹謗中傷を書き込んだ
・損害賠償請求の準備を進めている
労働組合プレカリアートユニオンはスレッドの開設や書き込みを否定しており、書き込んだという根拠もありません。
警備会社テイケイの“怪文書”はネットに公開され、話題になっています。
新型コロナウイルス感染症対策は従業員や関係者の命を守るために行われます。
しかし、警備会社テイケイは「マスク不要」「指定の透明マスクで十分」と判断しました。
労働組合プレカリアートユニオンは改善を求めますが、まともな交渉はできず、“怪文書”が届くのみです。
“怪文書”や嫌がらせの手紙でも内容や頻度によっては犯罪として認められます。
名誉毀損や誹謗中傷・怪文書で悩んでいる場合は当社スプラッシュジャパンにご相談ください。
「怪文書対策コンサルティング」では証拠を集め、犯人を特定し、問題の解決へと導きます。